2014年10月9日木曜日

9泊10日九州一周ツーリング6日目 九州南部を一気に縦横断。宮崎~霧島神宮~人吉~球磨川・球泉洞~八代

昨夜高千穂から延岡経由で一気に宮崎まで南下してきましたが、宮崎の青い海と青い空を見ないまま、今日は朝から雨。
猛烈な雨雲がレーダーに映っています。


濃い雲に覆われ、激しい雨にヤシの木も打たれています。
昨夜の晩ご飯を除けば、ちょっと残念な宮崎訪問でした。


宮崎ICから宮崎自動車道に入ります。
今日最初の目的地、霧島神宮を目指します。


東九州自動車道と接続する清武JCT
雨はかなり激しくなってきました。


高原ICで下りて国道223号線へ。
雨は収まって来ました。


あの雲に覆われた山がこれから目指す霧島連山


途中には霧島山最大の火口湖、御池(みいけ)



霧島神宮へと上る国道223号線のワインディング。


霧島神宮に到着。  
鹿児島県に入りました。

創建は6世紀半ばと古く、当初は高千穂峰御鉢(噴火口)との間にありました。


噴火による幾度かの移設を経て、文明16年(1484年)、島津忠昌の命により再建されたのが、現在の霧島神宮です。
しかし、その後も焼失し、現在の社殿は正徳5年(1715年)、島津吉貴の奉納により、再建されました。


鮮やかな朱塗りの建物や凝った装飾の美しさは必見。
国の重要文化財に指定されています。


樹齢800年の御神木。


バイクなので交通安全御守を。
神社に行くたびに買うので、もう相当なコレクションになりました。




次の目的地、人吉へ向かう途中のえびの高原で再び雨が激しくなりました。
標高1,200mですから仕方ないかもしれません。


残念ながら霧島連山の雄大な眺めは、この雲の向こう。




えびの高原からえびの市へと宮崎県道30号線を下っていきます。


えびの高原を抜けると青空が見えてきました。
眼下にはえびの市のカルデラ盆地が広がっています。


えびの駅
えびの市の名を冠していますが無人駅。


今下りて来たえびの高原霧島連山が、遠くに見えます。
天気はすっかり良くなりました。


待合室を拝借して、濡れた靴下を履き替えました。



これから国道221号線堀切峠を越えて熊本県人吉市へ向かいます。
九州自動車道も走っていますが、国道には巨大なループ橋が二つあり、それを走るのが目的。


国見山に向かって一気に上っていきます。
振り返れば、ついさっきまでいたえびのの町が箱庭のように見えます。


標高差75mのえびのループ橋で一気に高度を上げます。


堀切峠加久藤トンネルで抜けた後、今度は標高差55mの人吉ループ橋で一気に高度を下げます。




人吉に着きました。
町の中心を流れる球磨川。


SLで有名な人吉駅


この山間の盆地の町で、名物なのが鰻。


創業100年という上村うなぎ店


うな重を注文しました。
しかも高い方。
3,800円できも吸い付。


大きな切り身がみっしり。
お店の人の説明によれば、この下にまだ二切れあるそうです。
合計六切れ、一尾半ということでしょうか。


関西風の直焼き。
関東風に蒸してから焼いたものではないので、しっかりと歯応えもあり、脂も程よく残っています。
なにより、鰻そのものの味がストレートに伝わってきます。
さすが老舗の名店です。



この町には国宝に指定されている青井阿蘇神社という名所があります。
食後に訪ねてみました。
今日はちょうど祭礼にあたるらしく、大変な人出です。
人吉最大のイベントなのかもしれません。


今から1200年前の大同元年(806年)に創建されました。
阿蘇の広大な原野を開拓し、その守り神として阿蘇山のふもとに鎮まる阿蘇神社の御祭神十二神のうち、三神の御分霊が、青井阿蘇神社に祀られたのです。
御社殿すべてが黒を基調に漆塗り、細部の木組みに赤漆を塗り、彫刻や模様は極彩色を用いるとともに各所に装飾が施され、桃山様式と呼ばれる技法で建てられています。
屋根の棟が高く勾配が急な萱葺き屋根が一番の特徴。


きっと普段は静かな神社なのでしょうが、今日は祭りとあって、地元高校生や女性が担ぐ神輿なども出て、賑わっています。


村の鎮守さまのような茅葺の神社の前に、屋台が並び、神輿が練り歩くさまは、平成の現代からのタイムスリップを感じるひと時となりました。




人吉を後にして球磨川沿いに国道219号線、通称人吉街道を下ります。
美しい球磨川の清流。


途中に珍しい名前の駅があります。
JR肥薩線一勝地駅


縁起の良い名前にあやかって、必勝・合格祈願の入場券を買いました。


ちょうどホームには珍しい九州横断特急が入ってきました。
まさに幸先の良い一勝です。



国道をはずれて線路沿いに左岸の細い道を走りました。
球磨川が間近に見られます。


トンネルの入口上部には煤の跡。
日本で唯一SLを定期運行している路線ならでは。
このようなトンネルの入口を見れるのは、今では全国でもこの路線だけでしょう。


球泉洞の営業時間に間に合ったので入ってみることにしました。
今回のツーリングでは秋芳洞に次いで二回目。


探検コースというのがありました。
通常の見学コースとは別の洞窟を探検するそうです。
630円の追加料金を払い、ヘルメットと長靴を借りて探検家気分。


このトンネルから入っていきます。


約3億年前に誕生したといわれる九州最大級の鍾乳洞。
一般の見学コースはおよそ600m。


一般コースを見学後、探検コースに入ります。
ガイド付きのツアーです。
急なハシゴをいくつもつたいながら、一般コースから更に100mほど地下に潜ります。


するとそこには地下水流の滝が。


更にその地下水流を伝って歩きます。
歩道も完全には整備されていないので、岩場を伝い歩きます。
なかなかにスリリング。


一般コースと違って、鍾乳石を直接触ることも可能。


探検コースの終点は天井が低くなって、シャンデリアのような鍾乳石が見れる所まで。
自分の記念写真もガイドさんに取ってもらいました。



外に出ると、もう日暮れていました。
球磨川沿いに国道219号線を今日の宿、八代まで小一時間。
今日も遅いチェックインとなりました。


お風呂に入って洗濯を済ませると、もう21時。
ホテルの近くが繁華街のようですが、何とも寂しい限り。
県庁所在地熊本はさておき、典型的な地方都市の夜。


そんな商店街の一角で明かりが灯っていた店がありました。
桂華ラーメン
あの有名な桂花ラーメンとは一字違いのお店です。
深夜2時まで営業。


生ビールおでん餃子をつまんでからラーメンで締め。
おでんのすじが馬というのが熊本らしいです。


焼酎は地元のものがありましたので、それをロックで。
白水という米焼酎。
メルシャン八代工場製です。


シンプルなビジュアルの豚骨ラーメン。
濃厚なスープを想像していた私は、意外とあっさりしているスープに拍子抜け。


当店自慢のにんにくチップと生にんにくも投入します。
今日も210km以上走りましたので、スタミナチャージが必要です。




関連ランキング:ラーメン | 八代駅


明日は天草から雲仙へ。
今年三度目の長崎県入りです。

本日の走行距離:212.9km 
累積走行距離:1,070.5Km

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