下関ICから中国自動車道にのって関門橋を渡り、再び九州入り。
いよいよ九州一周ツーリングの始まりです。
一般道はやや退屈な道が続きます。
東九州道は部分的にしか開通しておらず、この椎田道路もその一つ。
新幹線も高速も整備されている西九州に比べて、まだまだ不便です。
一般道の渋滞もあって、思ったよりも時間がかかりましたが、最初の目的地、宇佐神宮に着きました。
仏教文化と、我が国固有の神道を習合したものとも考えられています。
伊勢神宮に次ぐ広さを誇る境内をゆっくりと奥へ。
さすが総本宮だけあって立派です。
玉砂利を踏みしめながら進みます。
広い境内は順路が決まっています。
途中の若宮神社で参拝。
いくつかの鳥居をくぐって、ようやく本殿に辿り着きました。
八幡社らしい朱塗りのきらびやかな装飾の美しい本殿は、国宝にも指定されており、総本宮に相応しい威容を誇っています。
ここでは四拍手。
これは初めての経験です。
参拝を済ませて再びバイクに乗って別府を目指します。
宇佐ICから宇佐別府道路に入ります。
これも将来は東九州道の一部に置き換わります。
宇佐別府道路を速見ICで下りて、別府市内へ向かいます。
椰子の木の街路樹が南国気分。
そろそろ13時です。
まずは腹ごしらえ。
大分出身の後輩から教えてもらったレストラン東洋軒。
この店は、大分名物とり天発祥の店。
本家とり天定食を頼みました。
かなりのボリュームです。
すだちを絞って、酢醤油と辛子でいただきます。
ジューシーな鶏肉と厚めのフワサクな衣が素晴らしい食感。
大分名物のランチに舌鼓を打った後は、かねてから来たかった別府地獄巡りへ。
最初は、子供の頃から来てみたかった血の池地獄から。
小学生の頃、図鑑でこの存在を知り、その真っ赤な色と、おどろおどろしい名前に戦慄を覚えた記憶があります。
しかし実際に来てみると、随分と綺麗に整備され、池の色も赤い血の色ではなく、どちらかというと茶褐色。
あの原体験はなんだったのだろう、といささか拍子抜けです。
地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まるのがその理由。
もちろんこの状態では無色透明です。
続いて隣にある竜巻地獄。
ここは30分に一回ほど、地中から温泉が煙のように噴き出す間歇泉。
少し山の上に移動して別府地獄巡りを続けます。
かまど地獄。
ここには6種類の地獄がありました。
温泉玉子も販売していました。
玉子好きの私は大変気になりましたが、晩ご飯のことを考えて我慢。
火山地獄は熱湯温泉が噴出しています。
白池地獄はその名の通り乳白色の温泉。
山地獄は山のあちこちから煙があがっていますが、地獄8か所の中では地味な存在。
国指定名勝になっている海地獄。
国指定名勝は血の池、竜巻、白池、海の4か所です。
美しいコバルトブルーの理由は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためです。
浸かってみたい気になりますが、湯温はなんと98℃。
そういう訳にはいきません。
最後は坊主地獄。
由布院に向けて先を急ぐことにしましょう。
大分県道11号線、通称やまなみハイウェイ。
今日のライディングのハイライトです。
山道のワインディングを抜け、城島高原を過ぎると、その先で突然視界が開けます。
息を飲む美しい風景。
これを見たくてはるばる九州まで来たのです。
広々とした草原と青い空。
どこまでも走り続けたい道です。
狭霧台のパーキングに止めて麓を見ると、由布院の町が箱庭のように見えます。
今日の宿に着きました。
昨夜予約した欧風旅館湯布院モール。
ロッジ風の造りです。
温泉でさっぱりしてから夕食です。
ミニ会席。
前菜とお造りです。
生ビールで旅の疲れもじんわりと溶けていきます。
赤鳥とトマトのサラダ仕立て。
焼酎のロックを貰いました。
豊後赤とり陶板焼きがメイン。
もうお腹はいっぱいです。
デザートは香母酢のムース。
食後に貸切露天風呂に行ってみました。
遠くに湯布院の街明かり。
本日の走行距離:177.4km
累積走行距離:388.2Km
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