夥しい数のトラックが出て行った後で、バイクは下船。
台風18号が九州に接近し、今日の九州地方は雨の予報。
急遽予定を変更し、山口県を走ることにしました。
両親の実家が山口県にあるので、一宿一飯もお世話になることにします。
関門トンネルを抜ければ、そこは山口県下関市。
父の実家のある豊浦町に向かう前に、親戚が住んでいた吉見漁港を訪ねました。
昔と変わらない鄙びた漁村。
ローカル線らしい雰囲気がまだ残っています。
私が小学生の頃は、まだ蒸気機関車が走っていたことが思い出されました。
懐かしい海岸。
昔は遠浅の美しい砂浜だったのですが、今はずいぶんと侵食されて景色が変わりました。
残念な限り。
叔母はもうすぐ90歳ですが、とても元気。
突然訪れたのに、歓待してくれました。
従兄夫婦が偶然来ていて、奥さんが朝ご飯を作ってくれました。
助かりました。
感謝です。
一時間ほどの短い滞在でしたが、久し振りに元気な叔母に会えてちょっと安心。
再び国道191号線を美しい海岸沿いに北上します。
台風が近づいているので、曇り空なのが残念ですが、晴れていれば青い海が見えたことでしょう。
今日最初の目的地は角島大橋。
ライダー憧れのスポットです。
平成12年完成なので、私が子供の頃には無かったもの。
全長1,780mのこの橋は無料。
折からの台風で荒波が橋脚を激しく洗っています。
背が高くて軽量の私のバイクは滅法風に弱いので、この状況で渡るのはあまりにも危険。
とても残念でしたが、記念撮影だけして先へ進みます。
次なる目的地は長門の千畳敷。
日本海に面した断崖の上の丘。
今日は天気が悪いので荒涼とした雰囲気ですが、晴れていれば青い日本海がどこまでも広がる美しい景色が見れたでしょう。
カメラを構えていられないほどの強風です。
再び丘を下ります。
山間の道を走ります。
山口県道242号線との分岐。
ここから秋吉台へと入っていきます。
通称カルストロード。
小学生以来ですから、40年以上ぶりの秋吉台です。
雄大な風景です。
まずは腹ごしらえ。
バイクを無料で止めさせてくれた新高館で名物のかっぱそばなるものを頂きました。
素朴な山菜と山芋のそば。
なんだか昭和にタイムスリップです。
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秋芳洞の入口に向かって歩きます。
何十年もこんな商売をしているのでしょうが、鍾乳洞が出来るまでの気が遠くなるような時間に比べれば、人間の営みなど一瞬のこと。
この門構えも、もしかしたら私が小学生の頃と変わっていないのかもしれません。
川沿いのアプローチを経て、鍾乳洞の入口へ。
子供の時はとてつもなく大きな洞窟だと思っていましたが、自分が大きくなったせいかあの頃の驚きはありませんでした。
とはいえ今見ても凄いことに変わりはありません。
40年など、この鍾乳洞にとっては1秒にも満たないのでしょうから、あの時と今の景色は寸分たがわないのかもしれません。
悠久の自然が創りだした奇岩の数々。
更に奥へ。
岩窟王とは、時代がかったネーミングです。
かなり奥まで歩いてきました。
ここまでが一般の見学路。
片道およそ1キロです。
もっと大きくて長いと思っていました。
40有余年の歳月を経てこれほどまでに受け止め方が違うのだ、と改めて違う意味で感動しました。
秋芳洞の数十万年の歴史の前には私の人生は余りにも一瞬です。
秋芳洞を後にして、母方の実家がある下関に向かいます。
美祢ICから中国自動車道へ。
火の山公園は関門海峡に面した山の上にあり、山頂からは、目の前に九州の門司と関門橋、左手に瀬戸内海、右手に日本海が一望できます。
今日は台風接近にも関わらず、奇跡的に雨にも降られずツーリングを終えました。
夜は下関の母方の実家の伯母宅にお世話になり、同居している息子の家族を交えて居酒屋書さんで賑やかな晩ご飯。
久し振りに親戚との楽しい交流も楽しめたツーリングの初日でした。
本日の走行距離:210.8Km
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