四国が見えます。
フェリーは予定通り6時に東予港に接岸しました。
大量のトレーラーが並ぶ僅かの隙間を縫ってバイクを止めてある所まで歩きます。
二年ぶりに四国に上陸です。
のどかな田園風景の彼方が、これから目指す石鎚山の方向です。
国道11号線から国道494号線へ。
四国名物400番台の「酷道」へとハンドルを向けます。
これから険しい山越え。
その先が石鎚スカイラインにつながっています。
一気に高度を上げていきます。
あっという間に、先ほどの集落は、はるか眼下に。
車の離合もままならない狭路ですが、バイク野郎にとっては天国のような道。
標高985m。
再び狭いワインディングロードを一気に下り、久万高原町へ。
ここから愛媛県道12号線を面河渓(おもごけい)へ向かいます。
狭い道を行き止まりまで。
美しい水が流れています。
川の透明度はとても高く、遊歩道からでも川底が見えます。
紅葉の時期が一番賑わうとか。
来た道を再び県道12号線に戻ります。
素掘りのトンネルが連発。
ここから石鎚スカイライン。
片側1車線が確保された道を快走します。
眼下には急峻な谷底と、先ほどの面河渓が見えます。
石鎚山が見えました。
あいにく山頂は雲に隠れて見えません。
標高1,982mは、四国はもちろん、西日本一の高さを誇ります。
バイクと一緒に記念写真。
目指す石鎚神社 土小屋遙拝殿まではあと4キロちょっと。
ここまでが車が入れる道。
石鎚神社は日本七霊山の一つ霊峰石鎚山を神体山(神しずまります山)とする御社で、山頂に頂上社、中腹に成就社と土小屋遥拝殿、そしてJRや国道近くの本社と、四社をあわせて石鎚神社といいます。
石鎚スカイライン終点1,500mに鎮座する土小屋。
昭和46年創立し、御神像を遷座奉斎。
御祈願、御祈祷を行い、成就社と並び霊峰石鎚山への登拝の重要な拠点となっています。
今回こちらのルートを詰めて来たのには理由があります。
この先の瓶ヶ森林道(かめがもりりんどう)、通称UFOラインと言われる道を走ってみたかったからです。
石鎚の尾根を縫うように、天空の道が続き、UFOの目撃情報も多く寄せられるというミステリアスな道ですが、とても狭く、四輪は離合困難。
ところが7月の台風11号でがけ崩れが発生し、全面通行止という標示。
復旧未定の無情な文字。
下調べをしてこなかった私が迂闊でした。
がっくりしましたが、気を取り直して今走ってきた道を戻ります。
松山自動車道を一路東へ。
遅いお昼ご飯は、香川県西端の讃岐うどんの名店を目指します。
石鎚山を一回りしてから松山自動車道を東に飛ばしてきました。
朝から何も食べていませんが、四国最初の食事は是非とも旨い讃岐うどんをと思ったのです。
目指したのは、愛媛県境に近い観音寺市箕浦にある上戸(じょうと)。
二年前に三軒讃岐うどん店を巡りましたので、私にとっては4軒目。
国道11号線を挟んで瀬戸内海に面したプレハブ造りのお店です。
西端手打とは、香川県の西の端で讃岐うどんを出す店としての自負。
暖簾がかかっています。
15時まで営業の店ですが、売り切れ閉店は讃岐うどん店の常。
13時半ですが、何とか間に合って、ほっとしました。
メニューはシンプル。
かけかぶっかけか、夏らしい冷かけか。
サイズは大中小。
石鎚山から、かなりの暑さの中を一時間半走ってきた私は、 ひやかけにしました。
お腹が空いていたので2玉。
たちまち無造作にカウンターに丼が置かれます。
ひやかけ中に温玉と白天トッピング。
目の前に広がる瀬戸内海。
さっそく啜ります。
色白美人なのに実に力強い麺。
海を見ながらうどんを食べる。
最高の幸せ。
店の横はJR予讃線の箕浦駅。
貨物車を改造した県境の駅です。
ちょうど列車がすれ違うところでした。
香川西端の讃岐うどんの名店で四国最初の食事。
海を見ながらうどんを啜る素晴らしいスタートとなりました。
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