2014年4月12日土曜日

遥かなる修験の山、高野山から高野龍神スカイラインを駆け抜けて秘湯龍神温泉へ

一年前からの念願であった高野龍神スカイライン
冬期は二輪車通行止めのため、ようやく走れる時期がやってきました。
朝7時半に自宅を出発し、和歌山県橋本市へ向かいます。

紀の川を渡り、国道371号線へ。


離合困難なヘアピンカーブと急な登り坂が続きます。
乗り応えのあるワインディング。


一気に高度を上げた後、しばらくはフラットな道が続きます。


山桜が咲いています。


丹生川の渓流沿いを走る気持ちの良い道。
対向車もほとんどいません。
皆西側の国道480号線ルートを使うからです。




次第に山深くなってきました。


ダートや素掘りトンネルも現れる、まさにオフロードバイクにはうってつけの道。


分岐が現れました。
ここから高野町です。


再び高度を上げていきます。
昔の人にとっては遥かなる高野山だったと実感します。


修験の山、霊峰が連なります。


高野山に到着しました。
最初は金剛峯寺へ。
昨年1月にも訪れました。



厳粛な気持ちで頭を垂れます。


女人禁制だった高野山の名残、女人堂


女性はここから先に立ち入ることを禁じられていたのです。


更にバイクを転がして中の橋へ。
ここでバイクを止めて、奥之院へ向かいます。
1年前は訪れなかったので、初めて。


夥しい数のお墓。
著名な歴史上の武将の墓も多くあり、それらを訪ねて探すのも一興ですが、今日は時間がありません。


御廟橋
橋板が37枚あり、金剛界曼茶羅の37尊に因んだもので、これより先が聖域と崇められています。
必ず脱帽、一礼して渡りましょう。


この先が奥之院
高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地です。


階段を上りきった所で僧から御香の粉を受け取りました。
これは塗香(ずこう)といって、両手に塗り広げて身を清めるもの。
聖地中の聖地へ入ります。


燈籠堂


裏手に回るとその奥が弘法大師御廟


大師信仰の中心聖地であり、現在でも肉身をこの世にとどめ、深い禅定に入られており、私たちへ救いの手を差し伸べていらっしゃるという入定信仰を持つお大師さまの御廟所です。


現在も参られる方々を救い続けていると信じられ、日夜多くの参拝者が絶えません。




厳粛な気持ちで身を清め、旅の安全も祈願して再びバイクに跨ります。
これからが今日のハイライト、高野龍神スカイラインです。


整備された二車線の快適なワインディングが続きます。


見晴らしのいいところでちょっと休憩。


雄大な霊峰群の眺め。



再び快走します。
実に気持ちいい。

 

まだ雪が残っていてびっくり。


また開けた所がありました。


高野山からおよそ30分で道の駅ごまさんスカイタワーに到着です。


バイク野郎のメッカ。


修験の山々です。


ここでランチにしました。


名物の猪肉カレー


タワーにも登ってみました。
300円


標高1,306.4m
紀伊半島の屋根。




ここから一気に高度を下げて行きます。


龍神温泉が近づいて来ました。


日本三美人の湯のひとつ、龍神温泉
遥かなる秘湯です。


その中でも、温泉の協同組合が管理している元湯が源泉かけ流しです。
もちろんここに浸かります。


入浴料700円を払って温泉へ。




こちらの大浴槽は加温、かけ流し。


ヒノキ風呂は源泉かけ流しです。


露天風呂からの眺めは秘湯気分を満喫できます。
この元湯が経営する素泊まり4,500円の宿が新しくできたようです。
一泊するのも悪くありません。


お風呂上がりにはこれ。


もう16時前。
ちょっと遅くなりました。




来た道を再び戻ります。
時間的には有田まで出て阪和道の方が早いのですが、せっかく来た高野龍神スカイラインを走りたい気持ちが勝りました。


ビューポイントで愛車をパチリ。


もうすぐ高野山です。


高野山を抜け、国道480号線かつらぎ町市街へと下っていきます。


大阪府に入ってから外環状線を走るのでどうしても時間がかかります。
最後は三宅ICから阪神高速14号松原線へ。


自宅に帰ったら20時でした。
さすがに260キロは疲れましたが、充実感のある心地良い疲れ。
また、訪ねてみたい所でした。


本日の走行距離:260.4Km

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