ようやく雨も上がった関東地方です。
ずっと乗りたかったバイクに跨がり、銚子にハンドルを向けました。
東関道に乗り、佐原香取ICで下ります。
小見川大橋を渡り茨城県側へ。
利根川沿いに裏道を銚子に向かって走ります。
国道124号線を快走し、銚子大橋渡り、茨城県から銚子側へアプローチ。
5年ぶりでしょうか。
最初に立ち寄ったのはヤマサ醤油銚子工場。
予約はしていなかったのですが、幸い見学可能でした。
映像を中心とした説明を30分ほど体験し、記念品の醤油を頂きました。
土産物の売店にはヤマサ醤油を使った銚子の名物が並んでいます。
しかし、私の狙いはしょうゆソフトクリーム。
カウンターでしょうゆソフトクリームを注文します。
250円。
茶色いソフトクリームからは、確かに醤油の香りがします。
ひと口舐めると、甘さの中にしょうゆの深いコク。
面白い味です。
しかも、かなり美味しい。
今日は朝から気温が上がらず、美味しいアイスもなかなか食べ進みません。
思いの外長居してしまい、次の目的地へ急ぐことにします。
銚子に来ると、必ず立ち寄る店があります。
今川焼のさのや。
飯沼観音の裏手にあり、袋小路になっている道の突き当り。
店先で対面販売するだけでなく、店内でイートインもできるお店です。
デコラ張りのテーブルに腰掛け、セルフサービスでポットから熱いお茶を注ぎます。
今川焼きは、一つ140円。
ちょっと高いような気がしますが、かなり大きく、そして餡がみっしり入っているのでコスパは悪くありません。
見ていて飽きない、お母さんたちの手慣れた職人技。
白と黒の餡を3個ずつお土産で頼み、黒を一つお店で頂くことにしました。
巨大で厚みのある今川焼。
中にはみっしりと餡が詰まっています。
これだけの餡を詰めて、尚しっかり包み込んでいる皮の固さも魅力。
お土産を受け取り、バイクのトランクに入れてから店の前の階段を上がります。
そこが飯沼観音。
飯沼観音の圓福寺は、坂東三十三ヵ所観音霊場第二十七番札所です。
境内には、本尊・十一面観音を安置する観音堂(本堂)や五重塔があります。
さのやの前も、さぞ賑わっていたことでしょう。
境内で日向ぼっこをする猫がいました。
今日は、一気に気温が下がって、急に秋が訪れました。
猫たちも、冬の備えを急がなければならないでしょう。
飯沼観音をお参りした後、バイクを海沿いに転がします。
ここは海産物を扱うお店や、海鮮レストランが入った物産施設です。
建物の前でアジの干物が並ぶのどかな風景。
それほど大きな施設ではありませんので、一通り回って品定めをします。
今日はどのお店も生メバチマグロがウリのようです。
そんな中からヤマカワ水産に目星を付けました。
生メバチマグロ。
お店の方に美味しい中トロを選んでもらいました。
氷も付けてくれたので、バイクのトランクに積んできた発泡スチロールに入れれば安心です。
もう一つのお土産は嘉平屋の磯辺揚げ。
定番のさつま揚げから、カレーボールを始めユニークな創作系まで、銚子の海鮮を使った幅広い商品が人気。
1,000円のお徳用袋を購入。
ウオッセ21でお土産をゲットし、ハンドルを海沿いに南に向けます。
犬吠埼はあいにくの曇天で、海も鈍色。
元鉄ちゃんの私としては、銚子電鉄の終着駅である外川駅は立ち寄らないわけにはいきません。
なんとものどかな風景です。
断崖絶壁の屏風ヶ浦の上を走る県道286号線、通称「銚子ドーバーライン」を快走します。
九十九里浜の北端にあたる旭市飯岡にあるつちや食堂に着きました。
今日のランチは、サーファー御用達のこのお店。
15時閉店。
14時半がラストオーダーですが、なんとか14時に辿り着きました。
海の家的な大衆食堂ですが、魚はもちろん何でも安くておいしいと評判です。
暖簾をくぐると、そこはまさに田舎食堂。
コンクリの床にテーブル席と小上がり。
ビニールのテーブルクロス。
14時とはいえ、賑わっています。
メニューはまさに食堂のそれ。
お値段もリーズナブル。
昼間しか営業しないのにアルコールメニューが豊富なのは、昼から一杯飲む海水浴やサーフィンのお客さんが多いからでしょう。
人気のサーファー定食はかなりボリュームがあると評判ですが、私のお目当ては魚。
「孤独のグルメ」の井之頭五郎も堪能した刺身定食を食べようと決めてきたのです。
「1人前 好きな魚2種類まで選べます」
とあります。
店員さんに聞くと、サンマなめろうも対象とか。
これは悩ましい。
「追加料金を払いますから」
と、メニューに無い3種盛りにしてもらいました。
刺身定食1,200円。
サンマなめろう、イカ、サンマ刺身の3種類。
房総の名物、なめろう。
艶のあるイカは鮮度の良さが伝わってきます。
旬のサンマ刺身も文句無しのビジュアル。
食堂でこのレベル。
大満足です。
やはり刺身が多くて最後はご飯が足りなくなりました。
嬉しい悲鳴です。
隣のテーブルでは、私とあまり年の変わらない中年サーファーたちが、刺身や揚げ物をツマミにビールを飲んでいます。
実に羨ましいですが、私は我慢。
ボリュームも味も納得の刺身定食は、観光地レストランよりも遥かに安いお会計。
既に暖簾が片付けられた店を出て、バイクに跨がりました。
食後に近くの高台にある飯岡灯台に来ました。
展望台から見える太平洋。
展望台から見える太平洋。
眼下には飯岡漁港。
久しぶりのツーリングはリラックスできた楽しい時間でした。
そろそろ帰ることにします。
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