新車CRF250Lの慣らしを兼ねたツーリング。
今日はかねてから走りたかった鯖街道で若狭越えして三方五湖を目指すルーティング。
鯖街道とは
若狭国などの
小浜藩領内と
京都を結ぶ街道の総称で主に魚介類を
京都へ運搬するための物流ルートとなっていて、その中でも特に
鯖が多かったため、この名で呼ばれるようになったもの。
鉄道や自動車が普及する以前の時代に、若狭湾で取れた
鯖を徒歩で
京都に運んだ道であったことから、このように呼ばれるようになったと言われています。
鯖に塩をまぶして夜通し京都まで運ぶとちょうど良い味になることから、運ぶ人達は「京は遠ても十八里」と唄いながら寝ずに歩き通したと言われています。
こうして運ばれた塩漬けの
鯖は京の一般庶民にまで喜ばれ、その到着が待ち望まれたそうです。
国道1号線をひたすら走って京都市街から鯖街道の出口にあたる国道367号線へと入ります。
鯖街道を都から逆に辿るルート。
367号線は観光地で知られる
大原を通ります。
大原のコンビニでちょっと休憩。
今回のツーリングは充実の新装備。
ラフ&ロードの
HOTハンドウォーマー。
ツーリングマップルがジャストフィットの
タンクバック。
素晴らしい一本道をひた走り、
途中越を抜けて
滋賀県へ。
分水嶺を越えて琵琶湖に注ぐ安曇川の上流に沿って葛川から朽木へ。
このポイントでは一旦緩やかに下ります。
安曇川を離れて登り。
雪が現れてきました。
もし積もっていたら若狭越えは断念しなければならないかも。
367号線の
檜峠。
なんとかピーク地点でも路面には雪はありませんでした。
峠から下りてきました。
滋賀県高島市今津。
すでにいくつも峠を越えてきましたが、ここから
303号線若狭街道でいよいよ若狭越えです。
この道を鯖を担いで歩いた人々に敬服。
水坂峠を一気にトンネルでぶち抜く新道で最後はあっさりと若狭へ。
福井県に入りました。
27号線をたどって冬の北陸らしい曇天の平野を北上し
三方五湖に到着です。
日本海に直接つながっている汽水湖の
久々子湖(くぐしこ)。
三方五湖有料道路に入りました。
一気に高度を上げていきます。
日本海に直接つながっている海水の
日向湖(ひるがこ)。
漁船がミニチュアのように見えます。
バイクと一緒にパチリ。
最も面積の大きい汽水の
水月湖(すいげつこ)。
こちらは
日本海。
それぞれに水の色が違いが美しいです。
展望台から望む
水月湖(すいげつこ)、
三方湖(みかたこ)方面。
こちらは
日向湖(ひるがこ)、
久々子湖(くぐしこ)から
嶺南を望むショット。
バイクと一緒に。
ちょっと判りづらいかな。
水月湖(すいげつこ)側に下りてきました。
水月湖(すいげつこ)と
三方湖(みかたこ)の境目。
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ここから
162号線を
小浜に向かって若狭湾沿いに走ります。
世久見漁港から見る
鳥辺島。
整備された快適な道。
旧道は海岸沿いの崖を走っていたのですが、今はいくつもの新しいトンネルで岬をくぐりぬけていきます。
トンネルとトンネルの間は美しい
若狭湾を見る事ができます。
晴れていればもっと綺麗だったでしょう。
小浜に到着。
今日のもう一つのお目当てはここ。
小浜駅前商店街の
東寿し。
鯖街道をなぞって来た意味はここにもあります。
名物の
鯖を食べるため。
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小浜駅
少し小浜市内を流します。
いかにもローカルな小浜駅。
小浜湾。
帰路につきます。
小浜湾にそそぐ
南川に沿って
国道162号線を北上。
この道が
西の鯖街道と呼ばれるもう一つの
鯖街道。
眺めの良いフラットな川沿いのルート。
ほとんど車も走らない道を快走します。
南川の源流から一気に高度を上げ
堀越峠をトンネルで越えるとそこは
京都府南丹市。
京都側には雪が残っていました。
若狭湾に注ぐ
由良川の美しい源流。
この辺りは地形が複雑で分水嶺が頭の中のイメージと異なります。
更に峠を越えて
京都市右京区へ。
かつては
京北町だった地域が合併され京都市最大の区となりました。
こんな山奥まで
京都市です。
嵐山に繋がる
桂川の上流にあたる
弓削川沿いの美しい景色。
北山杉の林業で知られる
京北の山を縫うように走る
162号、通称
周山街道は近畿のライダーに人気のコースでもあります。
少し暗くなってきました。
道の駅
ウッディー京北でちょっと一休み。
陽が落ちると一気に寒くなるので、インナージャケットの裏側にホカロンをペタリ。
これがなかなか安上がりで効果あり。
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この後
周山街道のハイライト
粟尾峠は残念ながら日没のため風景を堪能できませんでしたが、切り立った尾根筋から遥か下に
京北の町が望めました。
紅葉で有名な
高雄を抜け京都市内へ。
国道1号線の渋滞を避けたかったのと、高速を走ってみたかったので
第二京阪へハンドルを向けました。
巨椋池インターから乗って
第二京阪門真インターまで快適な高速走行。
強風だったので少し煽られましたが、流れに乗ったスムーズな走行で高速でのバタつきもなく、これなら高速を使ったロングツーリングも可能だな、と思いました。
バイクのETCも初めて経験しゴキゲンなツーリングの締めくくり。
家を出てから12時間。
さすがに寒かったですが、心地よい疲れ。
CRF250Lの乗りやすさを実感し、330キロの日帰りツーリングは無事終了しました。
ちなみに燃費は33Km/Lちょっと。
出発前に満タンにして小浜で一回給油、帰宅して再び満タンにしました。
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