2013年7月21日日曜日

京都美山ツーリング② 京都北山のダート林道と佐々里峠~花脊峠のワインディング

前日早く寝たせいか、朝早く目が覚めました。


地元の総社、知井八幡宮に散歩がてらお参り。





朝ご飯は品数豊富。


鮮度のいい卵かけご飯



お世話になった民宿 久やのご主人。
とても親切にしてくださり、最後はバイクを止めた駐車場まで見送りにきて下さいました。

撮影・掲載許可済み
宿を出て安掛でガソリンを満タンにして国道162号線を南下します。


府道61号線に入り井戸峠越え。


淀川水系桂川源流小塩川に沿って府道370号線を北上します。


小塩の集落。


東谷西谷の分岐。
どうしても来たかった小塩川にある廃村八丁の登山口。
ワンゲル部だった中学時代に毎年キャンプに来た思い出の場所。
バイクで山を登るわけにはいきませんが、登山口までは林道があったはず。
そんな記憶を頼りに東谷の荒れた林道を分け入ります。





どんどん源流に遡ると林道のすぐ横が川となり、その清流には若い杉の木が命を育んでいました。
植林から生まれた天然の杉。
いつかは間引かれてしまうのでしょう。


ここで東谷の林道は行き止まりです。



登山道の入口には文字の消えかけた看板が立っていました。


この左手が登山口。
ソトバ峠までトラバースの険しい道で、重たいキャンプ道具を背負って死にそうに登ったのはもう40年近く前のこと。
当時一帯は禿山で、杉の苗木が植えられていました。
それがこんなに立派になったのです。


思い出を噛み締めるように今来た道をゆっくりと戻ります。




今度は西谷コシキ峠に向かって終点まで走ってみます。
こちらは東谷よりも更にロングダートのようです。




巨大な砂防ダムを過ぎると突然ゲートが現れます。
その向こうには立派な舗装林道。


地図をみてもよくわかりません。
もちろんスマホも電波が届かなければナビの用を足しません。
右手には綺麗に舗装された道が続きます。


おそらくこちら側ではないか、と反対側にハンドルを向けダートを走り出します。
これだけ広い道なら絶対里に通じているはず。



途中で美しい北山を見ることが出来ました。



道に迷ったとはいえ、悪くなさそうです。


新しい道標も立っていました。


下っていくダートもありましたが、とりあえずこの立派な建設中の林道を行けるところまで行ってみることにしました。



おっと、またゲート。
林道が交差する向こう側にもゲートが見えます。


つまりゲートのない方へ下りていけば、里に辿り着きそう。
右か左か迷いましたが、現在地がわからない以上、どっちに行っても同じ事。
ヤマカンで右へ。


随分と荒れた林道です。
落石がそのまま放置されています。




かなりの距離を下ってきて、ようやく自分の居場所がわかりました。
府道370号線
このまま下れば府道38号線佐々里峠の手前に出るはずです。



途中には湧き水が。


次第に視界が開けてきました。


里は間近。


思った通りの道でした。



ここから府道38号線佐々里峠越えです。



緑は濃く山は深いです。



ここが佐々里峠
峠の向こうは京都市左京区です。
急峻な峠はどちらも京都府ですが、分水嶺となっています。
北側は由良川水系として若狭湾へ注ぎ、南側は淀川水系として京都から大阪湾


この峠の北側一帯は芹生の森
京大の研究林になっていて、貴重な原始の森が保存されています。
許可無く立入禁止。



峠を越えた京都市側はかなりのヘアピンが続くライダー向きの道。
しかし気をつけないと、4輪がセンターを割って曲がってきます。





佐々里峠を越えて最初の里が広河原
京都市で最も山奥に位置する集落です。
一日数便しか走らない路線バスが止まっていました。


桂川源流に沿って府道38号線を南下します。


佐々里峠を南へ下ると別所川
桂川の源流域です。


通りがかりに店がありました。
茶屋はしもと
ここで食べないと次にどこで食べられるかわかりません。
林道ツーリングで得た生活の知恵。


店内にも席はありましたが、葦簾で囲われた外に席を取り、山菜そばをいただきました。


花脊峠へアプローチ。


鞍馬方面へとハンドルを切ります。


ヘアピンをいくつもクリアして花背峠へ。
かなり楽しめるルートです。


峠を越えてしばらく走ると最初の集落が有名な鞍馬です。


後は京都市内を抜けて阪神高速京都線から第二京阪道路大阪市内へ。
ショップでメンテをしてもらい、帰宅しました。


たっぷり林道とダートを楽しんだ二日間。
若狭南丹の府県境にはまだまだ素晴らしい林道があります。
また彼の地を訪れたい、と強く思いました。

本日の走行距離:158.6km
二日間の走行距離:345.2km

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